印鑑屋がはんこを捺す意味を今一度考えてみた見えてきたもの

2020年11月12日
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木製認め印
こんにちは、五代目です。
毎日のように「はんこ」の事をメディアで目にすることが多くなったこの頃に感じます。河野大臣の「はんこの廃止」発言が影響を及ぼしていることが伺えます。電機メーカーの日立は紙の書類を5億枚削減すると打ち出しこちらでもはんこを押さなくするそうです。
河野大臣の発言は官庁など国の機関の中でやりとりや婚姻届も基本的に捺印しないで済む方向へ考えているようです。では、今までなぜはんこが押されていたのか、はんこを捺す意味を今一度考えてみます。


■はんこを捺す(押す)こと、それは意思の確認。本人が内容を確認した、了承を得たことの表し。
この意思の確認として使っていた物がなぜ要らなくなるのか?デジタルへ移行させることと思いますが本当に不要なのでしょうか、無くすことはカンタンに出来ます。デジタルへの移行の前に今一度なぜ押すのか考える時がきたことと感じます。慣習でこれまで同様だから押していた物もあったり稟議書も社長決済まで押さなくとも職場長やグループ長の決済で済む物もある事かと考えます。
その上で完全になくすのではなく押す行為に似たものとして代案としてはデジタル印章(パソコン上で使うはんこ、捺印したことを意味する)に移行させるのでしょう。しかし、デジタル印章も万能ではないです。なりすまし・不正使用、セキュリティ面の不安。
また導入コストや維持管理費が当然掛かることでしょう。そして最大のネックは取引先の同意が必要です。一方がデジタル化に移行できていても契約書など交わす際は双方共にデジタルに移行していなくては出来ないこと。企業間も同じ。契約書の締結ではんこを押す行為は所属長や社長の意思を最終確認すべき場面であると考えます。

しかし、これまでの慣習が良くなかったのか振り返ってみると捺印して通す書類ならば人との接触があると思います。その際に以前の出来事やこれからのスケジュール、体調のことなど話す場面もあったでしょう。昭和時代には飲みニュケーションなどと言われ上司の接待などありました。令和になり若い方はあまり飲まなくなったと聞きますが飲み会の慣習も無くなり人との接触が希薄になっている感じもします。やや逸脱した内容になりましたが慣習が良かった事もありました。

デジタル化は時代の流れで致し方ないことと思います。
はんこを捺す、それは本人の意思があって捺印すること。それが重要と考える場面では捺印が有効であると私は考えます。

五代目

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